Just Accelerate It!

カルフォルニアでの技術企業経営について、日々の気づきをまとめます。

ホームオフィス環境

カリフォルニアで"Shelter in place" いわゆる外出自粛令が発令されてから一ヶ月半が経過しました。ソフトウェア業界はもともとリモートワークがしやすい状況にあったということもあり、政府からの外出自粛要請に先駆けて100%リモートになった企業も多かったようです。 リモートが日常になってきてしばらくすると、この状況が長引きそうだということもあり、いかにホームオフィスを快適にするかという議論が盛んになってきました。世界的に有名なソフトウェア企業が、自社メンバーのホームオフィス環境を紹介する記事も多く見られるようになっています。例えば、以下のようなブログ記事です。

あまり他人のホームオフィスを見る機会はないので、見ているだけ面白いですね。ただ、おそらくみんな撮影前にめちゃめちゃ片付けしてるんだろうなと、、、お疲れさまです!

さて、私はわりとギリギリまでオフィスで仕事をしていたのですが、流石に外出自粛令が出てからは大人しく自宅から仕事をしています。もともと自宅からも結構仕事をする方なので、ホームオフィス環境は整ってる方だと思っていましたが、やはり一日中家で仕事をするようになってくると、いろいろと改善したいポイントがでてきました。そこで、機材のアップグレードを行い、ようやく理想的なホームオフィス環境を整えることができました。掃除もしたし、今ならすごい綺麗で人様に見せられる(!) 状況なので、ちょっとご紹介したいと思います。みなさんの機材購入の参考になれば。

自分的に譲れないポイントは、1. 大画面モニタ、2. スタンディングデスク、3. 気分転換のエクササイズアイテム、の3点です。これは、オフィスの方の私の環境もそうなっていまして、今回そのオフィス環境を自宅に持ち込んだ感じになっています。まずはデスクの上の写真をさらしましょう。どーん。

f:id:Aki_A:20200504151044j:plain
Desk

ちょっとわかりにくいのですが、これは机をスタンディングの高さにした状態です。奥のガンプラの飾り棚がちょうど立った時の目線ぐらいです。机の上にある機材はそれぞれ以下のとおりです

  • スタンディングデスク: SHW 55-Inch Large Electric Height Adjustable Computer Desk
    最重要アイテムです。いわゆるスタンディングデスクは、5, 6 年前は$1500 以上したのですが、普及するにつれてどんどん値段が下がってきていて、今回自宅環境Update のために購入したこのスタンディングデスクは$399.97 です。安い!プログラマーやデザイナーの方で、椅子にお金をかける人は結構多いと思うんですが、椅子に投資するよりも机に投資したほうがずっといいですよ。立って仕事するのって、思った以上に効率的です。ただ、立ったままというのも、これまた集中力は続かないんですね。立ったり、座ったり、ポジションを気軽に変えられることが重要です。なので、手動でなくて電動であることは必須ですし、できれば最適なシッティング、スタンディング、の両ポジションにボタン一つで移行できるメモリ機能も欲しいところです。このデスクはもちろんその機能ついています。USのソフトウェア企業ではスタンディングデスクは思った以上に普及していると思いますが、日本はまだまだだと思います。是非一度使ってみてください。

  • モニタ: Dell U3219Q, 32 Inch ディスプレイ
    4Kモニタですが、本当に4Kで表示させようとすると32 Inch 以上は必須でしょう。私は32 Inch でも4Kフルではちょっと目にきついため、コーディングやデザイン以外の業務では125%ぐらいで使用しています。このDell のディスプレイは、USB-C でラップトップへの給電とディスプレイケーブルを1本にすることができます。もう少し低価格のモニタでもUSB-C でラップトップとつなぐことができるモデルはあるのですが、その場合、給電できる電力を確認しておいたほうがいいです。Thinkpad X1 Carbon やMac Book Pro などのハイパフォーマンスなラップトップの場合、電力が足りず別途電源供給をしないといけなくなることがあるので。

  • ラップトップ: Thinkpad X1 Carbon Gen7
    日本では、X1 Carbon (2019) という名称で販売されているモデルです。2013年にThinkpad からMac Book Pro(MBP) に乗り換えたのですが、7年ぶりに再びThinkpad に戻ってきました。。。もともと私がラップトップに求める一番重要な仕様は「堅牢性」で、過去にThinkpad からMBP に乗り換えた際も、当時使っていたThinkpad でHW不良が続いたことと、MBP の故障率が非常に低いという話を聞いて決断しました。その後しばらくは、素晴らしい製品品質で気持ちよく仕事ができてきましたが、ここ数年のMBPは、、、、うーん。高負荷時の熱問題やキーボード問題があり、またカーネルクラッシュの頻度も昔より上がってきたと感じ、Thinkpad への復帰を決断した次第です。いまのところHWもOSも非常に安定感があり、満足しています。

  • ラップトップスタンド: Wishacc Bamboo 5 Adjustable Angle Ventilated Stand
    以前はラップトップスタンドは使わず、モニタの横に普通においてサブディスプレイとして使っていたのですが、「長時間使用する場合はこれがあると楽」という話を聞いて今回購入したものです。確かに姿勢は良くなるし、メイン⇔サブの目線の移動も高さが合っているので楽になった気がします。$19.99 と安いですし、もっと早く導入すればよかったな。

  • キーボード: Arteck ワイヤレスキーボード ステンレススチール Bluetooth キーボード
    キーボードにこだわる人の定番と言えば、Happly Hacking Keyboard や、FILCO Majestouch東プレ Realforce とかになるんでしょうけど、私は結構ノートパソコンのキーボードのタッチが好きで、昔からIBM Travel Keyboard -> Lenovo Thinkpad USB Keyboard -> Apple Wireless Keyboard -> Apple Magic Keyboard と使ってきました。この度久しぶりのWindows復帰で、キーボードどうしようかなー、と考えたときに、再びLenovoThinkpad キーボードでも良かったのですが、もうトラックポイント(Thinkpad にある赤ポチ)に対するこだわりはなくなっていたので、とりあえずコンパクトでBluetooth のものを探しました。この製品は、Amazon.com でのレートが4.4で、Amazon's Choice にも選ばれていまして、結果としては大満足です!

  • マウス: Logicool ワイヤレスレーザー式5ボタンM570
    マウスというかトラックポイントです。トラックポイントはもはや体に馴染んでしまって離れられないのですが、万人にお薦めできるかというとそうでも無いですね。メリットとしては、とにかく場所を取らないこと。必要なのは手を置く場所だけで、デバイスを動かしたりしないので。また、親指を動かすだけなので右腕的にも楽ですね。で、デメリットは定期的な掃除が必須というところです。ボールは簡単に取り外せて掃除自体は非常に簡単な構造にはなっていますが、地味に面倒です。。。だれか早く掃除をしなくていいトラックボールを開発してほしい。。。

  • スピーカー/マイク: Jabra SPEAK 510
    リモートワークでは音声品質は非常に重要です。このJabra スピーカーは低価格なのにとても高音質。この一台で、スピーカーとマイクを同時にこなしてハウリングなども全くありません。もともとオフィスでもJabra を愛用していました。Amazon.co.jp で製品の掲載があったのでそちらのリンクを載せていますが、2万円かー。私は実際にはAmazon.com で購入していて、そちらでは$100 。日本で買うとちょっとコストパフォーマンスが悪いかも。ちなみに家族が寝た後など、スピーカーで音を出すのを避けたい場合は、Bose のSoundSport イヤホンを使っています。

  • 照明: Drevet LED Desk Table Lamp
    照明は正直何でもいいんですが、机の上をスッキリさせたかったのでUSBや通常の電源プラグの給電ポートが付いているこのLED 照明を最近買いました!テーブルタップやACアダプタ要らずです。

  • スマホ充電台: CHOETECH Qi ワイヤレス充電器
    リンク先は色がホワイトですが、実際にはamazon.com で黒色のものを購入しています。私が使っている携帯はGoogle のPixel 4 なので、ワイヤレス給電のQi に対応しています。この写真では写真撮影のために携帯が置かれていませんが、普段はこの充電台に携帯を置いています。ワイヤレス給電、やっぱり便利ですね。

  • ノート: MIT Moleskine Ruled Notebooks
    デジタルが山のように溢れているわけですが、未だにメモはアナログ派です。ただ実はメモを見返すことはあんまりなくて、基本的には記憶に頼っています。打ち合わせで手でメモを自分で書くことで記憶に残る気がするんですよね。ノートに特にこだわりはなかったですが、前職でMIT とコラボレーションすることがあり、それ以来MITのロゴ付きのモレスキンを連続で使っています。単にテンションがあがるのでw 実用的な効果として、いままで2度ほど「Aki はMIT 卒業なの?」と打ち合わせ後に聞かれることがありました。もちろん答えは"No" なんですが、そこから話が膨らんだりして、営業的には美味しかったですね。

  • ボールペン: Meisterstück Rose Gold-Coated Classique Mechanical Pencil 0.7 mm
    自分で購入したものではなく、頂いたものです。改めて値段を確認して、やっぱり高価なものだったんですね。これからも大事に使います。単なるボールペンですが、やはり書き味は最高です。とはいえ、日本は普通のボールペンの品質が段違いに高いですから、改めて高価なボールペンを買うメリットは相対的に薄いでしょう。逆に、USの文房具屋さんで売っているレベルのボールペンの品質は本当にひどいですよ。。。

  • コースター: 珪藻土コースター
    こちらも購入したものではなくて、某お客様に頂いたものです。いわゆるノベルティ製品なんでしょうけど、思った以上に素晴らしく(ごめんなさい!)、今も愛用しています。吸湿性が非常に高く、冷たい飲み物を置いていても机が濡れることはありません。

  • ペン立て: ArtsOnDesk Modern Art Pen and Pencil Holder
    ペン立てこそ、そりゃなんでもいいんでしょうけど、無駄にかっこいいものを置くことでテンションをあげようという作戦です。

以上、実際にはすべてUSで購入していますが、同じ型番がAmazon.co.jp にある場合はそちらのリンクを貼っておきました。


次に、ちょっと引きの絵で机以外の環境をご紹介しましょう!こちらです。どーん。

f:id:Aki_A:20200504163345j:plain
home office

はい。自転車があります(笑)。もちろん、これは業務には関係ないものですが、あればいい息抜きになります。アイコンから分かる通り、私は自転車が趣味なのですが、なかなかガッツリ乗る時間を作りだすのは難しいです。しかし今はこんな感じで、作業机のすぐ後ろにローラー台に載った自転車があるので、朝イチでテンション上げる時や、集中して作業した後の息抜きに、気軽に自転車にまたがることができます。実は、私はコロナ前にもオフィスにステッパーを持ち込んでいて、たまに煮詰まったときに軽い運動していました。他には、ふらっとオフィスの回りを散歩することも好きでしたね。適度な運動はいいアイディアにつながると思います。なので、ホームオフィスでも何か気軽に運動できるデバイスを用意しとくと良いんじゃないかなー、と。まあ、ここまでくると完全に主観ですが。

万が一!機材が気になる人がいるかもしれないので、自転車環境も説明しておきます。以下のとおりです。

いやー、まだZwift 初心者なんですが、このアプリケーション最高ですね。まだZwift 友達がいないので、この記事を見てZwift 友達になっていただける方がいれば是非連絡ください。

というわけで、ホームオフィス紹介でした。Wash your hands. Stay home!